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子どもの知能のあり方をはかるWISCⅣ?検査を受ける前に知っておきたいこと

目次

発達障がいがあるかどうかを確認したい。子どもの知能の在り方をはかるWISCⅣの概要

お子さんに発達障がいの可能性があるかどうかを知るための手段の1つとして、知能検査や発達検査を受ける方法があります。
知能検査は主にお子さんの知能の在り方から認知の傾向、つまり考え方の傾向や学習能力をはかるために受けることができます。

今回は知能検査の1つとして知られているWISC Ⅳと、そのポイントについてまとめました。

*このブログは一部Chat GPTを使用しています。

WISC Ⅳってなに?把握しておこう

WISCⅣは、子供の知能を測る検査ツールです。言語、作動能、視覚空間、ワーキングメモリなど、様々な要素を評価し、総合的な知能指数を算出します。子供の発達を理解し、適切な教育プランを構築するために有用です。
それらの指標は「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリ」「処理速度」の4つに分けられています。

WISCⅣは子供の認知スキルや問題解決能力を測定します。検査は言語的・非言語的な側面に焦点を当て、様々な知的能力を評価するために使用されます。

WISCⅣを受けると決めたら、まずはその内容を簡単にでも理解しておくことは重要です。

なぜなら、検査結果は見たことのない項目が並び、それらの指標の意味や何を測定したかが分からなければ
結局どうしたらいいのか分からなくなってしまうからです。

WISCⅣを受けると何が分かる?

WISCを受験すると、子供の知能構造や強み、課題が明らかになります。具体的なスコアや指数を通じて言語や処理速度、ワーキングメモリなどの領域ごとの情報が得られます。一般に合成得点の4つの指標間で20程度の差があると日常生活に困りごとがあると言われています。

実際はこれらにそれぞれ下位検査と呼ばれる指標が存在します。
例えば言語理解の中には下位検査として「類似、単語、理解」があり補助下位検査として「知識、語の推理」があります。

このように言語理解には知識の習得度の他、その使い方の柔軟性や論理性の理解なども含まれているため、言語理解指標1つだけを見て
子どもの知能を判断するのは難しいのです。

他の知能指数も同様であるため代表的な数値だけでは判断しきれない点があることに注意しましょう。

検査結果をもらったときは~気になることはできるかぎり聞いておこう~

検査結果をもらうと、多くの場合専門的な観点から子どもの知能のあり方について説明されます。ただ、あくまでも専門的な観点からの見立てと分析であるため、その検査結果から実際の生活でどのようなことに困っているか・勉強でどんなことが起こっているのか具体的に説明してくれるケースは現在は珍しいかもしれません。

まずは生活上でどんなことが困りごととしてでてきやすいか、そしてこれからどんなことをサポートしていけばよいのか、可能であればしっかりそのときに相談しましょう。

WISC Ⅳの検査結果をもとにお子さんのどんなところに困っているか気になる場合は
無料でご相談にのっていますのでお気軽にお問い合わせください。

WISCⅣを受けたときの注意点

WISCⅣを受けるにあたっての注意事項はいくつかあります。

(1)何度も受けるものではない:
WISCは子供の成長段階に応じて行われるため、何度も受けることはありません。一度の結果で子供の知能構造を理解し、必要に応じて調整を行います。仮に何度か受けるとしても5~6年、時間を置いてから受けます。
これは子どもが検査の内容を覚えてしまったり検査を受けることが目的になってしまったりすることを防ぐためです。

(2)検査結果はあくまで参考資料に:
検査結果は子供の知能を客観的に評価する手段であり、あくまで参考資料として捉えるようにしましょう。

(3)全検査IQだけ見るのは間違い
同様に、全検査IQだけを見てお子さんの知能のありかたを判断してしまうことのないようにしましょう。
知能は5つの合成得点と下位検査から成り立っています。実際これらの指標間のばらつきがあるために
日常生活に困りごとが起こっていますから、全検査IQだけを見ても何も判断できません。

まとめ

今回はWISCⅣについてまとめました。

・検査結果だけをもらって説明がなかった
・説明を受けたけど具体的にどういうことか分からなかった
・勉強についてはどうフォローしていけばよいのか

など、検査結果だけでは分からないことはたくさんあります。
お子さんの現状をより正確に理解し冷静に対応プランを考えるためには、
検査結果の各指標の意味を少しでも分かっておくと検討しやすくなります。

WISC Ⅳの検査から学習状況について相談したい場合はお問い合わせください。

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