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「うちの子もしかして?」発達障がいかもしれないと思ったら~子育てを責める前に確認してほしいこと~

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「うちの子もしかして?」発達障がいかもしれないと思ったら~子育てを責める前に確認してほしい子と~

近年、発達障がいはその疑いを含め25人クラスに1~2名程度在籍すると言われ、その名を知られるようになりました。
ネットでもたくさん情報があふれ、子どもの様子を振り返ってみると「もしかして?」と思うこともあるかもしれません。

もしお子さんが「発達障がいかも?」と感じるようになったら、どのように対応するのが良いでしょうか?

その対応方法をまとめました。

発達障がいの判定は慎重に。疑い始めたらまずは行動の観察を

発達障がいはその判定が難しく、いくつかの行動特性があり医師からの診断があってはじめて発達障がいと診断されます。
そのため1つや2つの行動特性があるからといってすぐに発達障がいとは言い切れません。

例えばADHD(注意欠如/多動症)の行動特性の中には「忘れ物が多い」「落ち着きがない」「そわそわしている」
があります。
ただ、一般的にはこうした傾向は幼少期には見られやすいことであり、似たような傾向を持っている人は少なからずいます。

そのため1つ・2つの行動特性を持っているからといって必ずしも発達障がいとは言えません。

とはいえ日々の暮らしの中で感じている違和感があるからこそそのように考えたのだと思います。
であれば、今後医師や学校の先生に相談する可能性も含めてまずはどのようなところが
気になるのかをチェックしましょう。

まずは他の関連機関と相談しよう

お子さんとのコミュニケーションや行動に違和感を感じたら、まずは他の機関や学校での過ごし方がどのような様子か確認しましょう。
家と外では振る舞いが違うことはよくあります。
反対に家ではおとなしいけど学校では興奮しやすい、ということもあります。
そのため家だけの様子ではなく学校や保育園、そして他の習いごとの教室での様子も確認しましょう。

ネットの情報は参考程度に!ヒントはお子さんが知っている

今やネットには様々な情報があふれています。
そして発達障がいの分野はまだまだ新しい分野でもあるため日進月歩の世界です。

薬や健康管理、そして生活方法などいくつか改善できるならと試してみたくなることもあるかもしれません。
ただ、そうした情報は医師をはじめとした第三者と相談しながら進めていくのが良いでしょう。

「手に負えない」と思ったらすぐに相談を

中には行動特性がいちじるしく強く出るため、衝動性が抑えられずに外に飛び出してしまったり、会話がほとんど成立せずパニックになってしまったり、その傾向が強く出ることもあります。
その際はすぐに相談し、第三者のサポートを得られる環境を用意しましょう。

「子育てが悪かったかもしれない」と思う前に

お子さんの中には虚言癖が身についてしまったり、そうでなくとも物事を大げさに話してしまったり、暴力的な行為がなかなかやめられなかったりとそのままにしておくと危ない特性を持ったお子さんもいます。

もしかしたらその様子を見て「子育てが悪かったかもしれない」と悩むこともあるかもしれません。
しかし、それらが子育てによるものであるとは言いがたい場合がほとんどです。

家庭環境や遺伝の影響がゼロではないにしろ、それを責めるのは得策ではありません。
人格をもったひとりの人間ですから、物事をどのように受け止めるかはその子の生まれ育った環境に
も左右されます。

そうした環境の影響を差し引いてもやはり行動特性があってなんらかの課題を抱えているのが
発達障がいがある子たちです。

子育てを責めるのではなく、いかに冷静にその子のあり方を見つめられるかがポイントです。

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