WISCⅣの指標で用いられるワーキングメモリとは?学習にどう役立つ?
目次
WISCⅣの指標で用いられるワーキングメモリとは?学習にどう役立つ?
ワーキングメモリという言葉を聞いたことはありますか?
ワーキングメモリというのは
「人間が意識的に記憶しておくことのできる作業記憶」のこと。
このワーキングメモリ、長期記憶や短期記憶とも少し違うので
簡単に解説しますね。
ワーキングメモリとは
ワーキングメモリという言葉を聞いたことはありますか?
ワーキングメモリというのは
「人間が意識的に記憶しておくことのできる作業記憶」のこと。
このワーキングメモリ、長期記憶や短期記憶とも少し違うので
簡単に解説しますね。
例えば
16 × 8= ?
という計算があったとき、
頭の中で 8×6 =48
というのを覚えておいて次の計算をしますね。
このとき繰り上がった数や一の位の数を覚えておく必要があります。
このとき覚えておくことができる記憶を作業記憶と呼びます。
この場合だと
・繰り上がりの数
・一の位の数
がワーキングメモリに当てはまります。
文章読解では
読んだ文を覚えておいた上で問題文にとりかかるので、ワーキングメモリが弱いと文を覚えておくことが難しかったりするのです。
まずは作業記憶という、記憶の中でまた別の記憶があるんだ!
と考えてもらえると嬉しいです。
記憶を拡張するチャンクとは
★チャンクとは
チャンクとはミラーが発見した記憶の「かたまり」のことをあらわします。
覚えづらい言葉とか文章が出てきたとき、人間が覚えようとする際にまとまりを作って覚えるのが効率的と言われていますよね。
そのまとまりを表すのがチャンクです。
そしてそのチャンク量は
マジカルナンバー±2
が人間がまとまりを作って覚えておける量だとされています。
詳しくはこちらのリンクを参照してみてくださいね↓
https://heuristic.exblog.jp/24403610/
つまり、
まとまりを作って覚えやすいような形にしてあげると作業記憶として定着しやすい
ということですね。
ポイントはあくまで作業記憶なので、カテゴリを作って理解するという意味でのまとまりとは異なると考えてくださいね!
ではワーキングメモリが低いとどうなるのでしょうか?
ワーキングメモリが低い子は○○が苦手だからこそ見える化が大事
ワーキングメモリは
ワーキングメモリというのは
「人間が意識的に記憶しておくことのできる作業記憶」のこと
でした。
それでは実際にワーキングメモリが低い場合にどのような課題があるのか。
一言でいうと
「覚えながら作業ができない」
です。
16 × 8= ?
という計算があったとき、
頭の中で 8×6 =48
というのを覚えておいて次の計算をしますね。
この場合だと
・繰り上がりの数
・一の位の数
が覚えておくことができないということになります。
ちょっと想像してみてください。
これ、すごく困ったことだと思いませんか?
せっかく計算できたのに忘れていってしまうのです。
ワーキングメモリという言葉を知らなければ
「自分は頭が悪い。記憶力が悪いんだ」
と感じてしまいますよね。
ただ、実はワーキングメモリには2つ大事なポイントがあります。
1つは
まとまりをつくることで覚えやすくなる可能性がある子と
もう1つは
覚えておける時間は平均して30秒
ということ。
つまり、個人差はあるけれど覚えておくことができる時間がある
ということなんです。
それはもしかしたら5秒かもしれませんし、20秒かもしれません。さらにまとまりのつくり方で覚えておく方法も変わるかもしれません。
指標として持つことは難しいけれど、
一瞬で消え去ってるわけではないんですね。
なので、覚えておくことができている間に自分の考えたことはメモを残しておく、ということが重要になるのです。
子どもにとってはときに書くという作業自体が苦手な場合もあります。
その場合は音声などで残すようにして、少なくともできていること、分かっていることがあると伝えられると良いですね。
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