上手に作文が書けない!作文が苦手な子の特徴の1つ。言葉の操作性とは
目次
上手に作文が書けない!作文が苦手な子の特徴の1つ。言葉の操作性とは
自閉傾向がある子でも流ちょうに話す子がいます。
でも、実はその反対に
あまり上手に話せない子
もいるんです。
個性が人それぞれと言われる1つの例ですね。
それぞれでアプローチの仕方は異なります。今回は「作文がうまくできない子達」
にスポットを当てています。ラジオでも配信していますので片手間に聞きたい人はラジオを聞いてみてくださいね。
#90 助詞や単語の並べ替えはできていますか?作文が苦手な子の特徴と教え方
のんくんの発達お悩み相談ラジオ「助詞や単語の並べ替えはできていますか?作文が苦手な子の特徴と教え方」
作文能力を高めるには具体的な表現能力が大事
作文が苦手なとき、単語や言葉は知っているけどうまく表現できなかったり、
単語の組み合わせがうまく作れなくて作文ができない場合があります。
(多動傾向にあるお子さんは筆記が追い付かなくて書けない、ということもあります)
単語の組み合わせがうまくできないってどういうことだろう??
と思いますよね。
例えば目の前に次の3つのカードが並んでいたとします。
えさ 食べる サル
「並び変えて自由に文章を作ってみてください」と言われたら「サルがえさを食べる」としませんか?
これが苦手な子がいるんです。そしてどうなるかというと
「えさが・・・えさを食べた・・・サル・・・がいる」
「えさを食べたサルがいる」
確かに文章としては成立するのですが、ちょっと伝わりづらいですね。
そういう子たちは頭の中で自由に操作(工夫)することが苦手なので、このように与えられた単語の順序通りに文章を作ります。
このように知的操作が苦手な場合は単語を上手に使いこなせなかったり具体的な表現が苦手なため
作文もすごく短くなってしまったり何を書いたらよいか分からなくなってしまうことがあるのです。
日ごろから具体的に表現してもらうことはこうした
作文能力にも通じるところがあるので、ぜひ助詞を使って具体的な話をしてあげたり、引き出してあげられたりすると良いですね。