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WISCよりもはっきり分かる!?K-ABCで明らかになる「本当の学力」とその後の学習の進め方

目次

WISCよりもはっきり分かる!?K-ABCを使った学習確認とは

聞き覚えのある知能検査と言えば多くの方が「WISC」を思いつくかもしれません。
しかしWISCでは大まかな認知の傾向を把握することはできるものの、科目学習に活用できるような具体的な数値や水準はありません。
こうした学習尺度を取り入れて、より学習を進めるうえで欠かせない習得状況を確認しようと開発されたのがK-ABCという検査です。

K-ABCは学習状況を把握できる優れもの

K-ABCは子どもを認知と知識・技能の両面から評価し、得意な認知処理の傾向を見つけ、それを子どもの指導・教育に活かすことを目的としています。

現在使用されているK-ABCⅡは認知尺度のみならず基礎学力を測定できる個別式習得尺度を備えているため、WISCに比べ学習を進めるにあたってどのような計画を立てたらよいかが分かるようになっています。
K-ABCは認知機能だけではなく学習の習熟度を測ることができるため、次のようなことを知ることができます。

☑今の学習内容(速度)がその子に合っているかどうか
☑どのような方法で進めていけばよいか
☑本当に得意としている力はなにか、反対に本当に苦手としている力は何か
☑どのような計画を組めば学習ができるようになるか
実際にK-ABCを活用してお子さんの発達個性を詳細に見つけることで、スムーズに学習支援につなげることができます。

K-ABCを活用すると何が分かる?

K-ABCはWISCに比べて学習尺度と呼ばれる検査項目があります。

➀読み尺度
➁語彙尺度
➂書き尺度
➃計算尺度

言葉の学習はどこまですすんでいるか、算数技能はどこまで獲得しているか、推理する力はどのくらい持っているか、場面を理解する力はどのくらいあるか
の4つから成り立ちます。
学習障害のお子さんは他の能力が標準的にあることから見つけにくい、判断しにくいと言われています。
K-ABCでは上の4つの指標から判断できるため、本当に苦手かどうかも含めて判断できるようになっているのです。

発達個性があるお子さんは考え方の凸凹もある中で学習状況にも差が生じやすいため、こうした差をより明らかにしたうえで学習を進めるためにK-ABCを活用しています。

具体的な学習方針を立てることができればその後の見通しも立ちやすく、自分の得意不得意にも気づくことができます。

ご質問があればぜひおたずねください。

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