継次処理能力が子どもの学びを支える!発達障害の理解とサポート方法
目次
- ○ 継次処理能力が子どもの学びを支える!発達障害の理解とサポート方法
- ・継次処理能力とは
- ・継次処理能力とADHDの関係
- ・継次処理能力と勉強の関係。指示理解、途中式、長文読解が苦手になる?
- ・継次処理能力の鍛え方、育て方
- ・まとめ
継次処理能力が子どもの学びを支える!発達障害の理解とサポート方法
継次処理能力とは情報を順序立てて理解する力で、特にADHDの子どもにとって学習や日常生活において重要です。今回は継次処理能力について、特にADHDと関連付けながらまとめていきます。
継次処理能力とは
継次処理能力とは、情報を順番に整理して理解する力を指します。
例えば、複雑な指示を順を追って理解し、実行する力がこれに当たります。
これは、言葉や数字の順序を覚えたり、手順に従ったりする際に重要です。
この能力は、日常生活や学習活動において欠かせないものであり、特に計算や読解、問題解決の場面で重要です。
継次処理能力とADHDの関係
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもたちは、継次処理能力に課題を抱えることが多いです。
彼らは情報を順序立てて整理するのが難しく、指示を一つ一つ追って理解するのに苦労することがあります。
このため、タスクを途中で忘れたり、順序を間違えたりすることがあります。
ADHDの特徴の一つである注意の持続困難も、継次処理能力に影響を与える要因です。
継次処理能力と勉強の関係。指示理解、途中式、長文読解が苦手になる?
継次処理能力が低いと、複雑な指示を理解したり、複数のステップを含む問題を解決するのが苦手です。
例えば、数学の文章題や長文読解など、情報を順序立てて処理する必要がある課題で特に困難を感じます。
また、授業中に先生の指示を理解し、順序通りに行動することも難しくなります。
その結果、学習全般において不安感やフラストレーションを感じることがあります。
継次処理能力の鍛え方、育て方
継次処理能力を鍛えるためには、順序立てた活動を行って訓練することが有効です。
ただ、自分のやり方にこだわってしまったり早とちりしてしまったりすることが多い分、はじめは順序通り進めることに抵抗を示すかもしれません。
また、ステップを細かくして順序だてて取り組むことはこれまでにない学習の進め方になるため、はじめは慣れずにすぐに飽きてしまうかもしれません。
そのため楽しめる形で、そしてシンプルなところから順序通りに進める練習を行うのが良いですね。
まとめ
継次処理能力は、情報を順序立てて理解し、行動に移すための重要なスキルです。適切な訓練やサポートを通じて、子どもたちの学びと成長を支援することができます。
発達障害があるお子さんの学習についてお困りの場合はお気軽にお問い合わせください。