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もうガミガミ言いたくない!「勉強しなさい!」という前に知っておいてほしいこと

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もうガミガミ言いたくない!「勉強しなさい!」という前に知っておいてほしいこと~発達個性があるからこそできるスモールステップ~

子どもについ「ちゃんと勉強しなさい!」「また!?何回同じこと言わせるの!?」と言ってしまっていませんか?
発達個性があるといっそう、「なんで同じことが繰り返されるんだろう・・・」と悩む保護者の方も多いようです。

今回はADHDやASD、そして学習障害があったりそのグレーゾーンにいる発達個性があるお子さんにだからこそ、意識してもらいたいポイントについてお話しします。

あなたは勉強楽しかったですか?

唐突ですが、多くの人は「勉強は面白い方が良い」と考えますし、私たちも「どうやったら面白いと思ってもらえるだろう?」と日々試行錯誤しています。
でもなかなか面白くならなかったりするのにも理由があります。
「勉強はつまらないけどやらなければならいないもの」と思っていませんか?
確かに私も過去をさかのぼるとそんなに勉強が楽しいと感じていた方ではありません。

つまり、そもそも勉強は与えられて身につけるもので、なかば面白くないのも仕方がないと考えるところからスタートしているのです。

そのため自分の子どもに対しても
「やらなければならないのだからやりなさい!」という意識が先行してしまうことがあるようです。

勉強は楽しく勉強できるならそれに越したことはない、でもやらなければらないことだからやらせるのが当たり前。

そんなジレンマがあるのではないでしょうか?

どうすれば「楽しい!」と思える?子どものフロー体験を呼び起こす

勉強に限らず与えられたことを楽しいと感じるためには「フロー体験」というのが1つのキーワードです。
フロー体験とはかんたんに言うと「何かに熱中しているとき、時間がたつのも忘れるほどにその物事に取り組んむ体験」のこと。
スポーツ選手や芸術家はこのフロー体験を重ねることでどんどん成長していくようです。

フロー体験にはいくつか段階があるのですが、そのうちの1つに「ちょっと難しい、でも手が届きそう。」なハードルにチャレンジするというのがあります。

ということは勉強にも「ちょっと難しい、でも手が届きそう。」なポイントを設定してあげればうまく誘導できそうな気がしませんか?

スモールステップは作れる

これまでの話をまとめると、少し難しそうなスモールステップを用意し「できた!」という体験を積み重ねることで
勉強が「面白い!」と思えるようになりそうですね。

上部のイメージ画像は算数を試しにスモールステップにしてみたものです。

「算数ができない!」というのは確かにその通りなのかもしれませんが、その苦手の中にはこれだけ多くのつまづきポイントがあります。

「なんでできないの!?」と悩んでしまう気持ち、理解できますがその前に
「なにができるだろう?」と考えてあげられるよ良いですね。

ちなみに私たちの教室では読み・書き・計算・コミュニケーションの4分類それぞれにステップをもうけています。
計算では223ステップを用意しているため、お子さんのつまづきがどこかを具体的に見つけることができ、そしてチャレンジしやすいステップとなっています。

何かができるという喜び

勉強に限らず何かができるという喜びがお子さんを、そして人を成長させます。

大人になればなるほど多くの人と関わるようになるため、「自分ってなんのとりえもないのかな?」と思ってしまうことありますよね。
でもそれは周囲との比較でしかなく、きっと自分に今できていることがあります。

発達個性があるお子さんにとってもそのように

「今、なにができているか」がとても大切です。

ぜひ見つけてあげてくださいね。

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