子どもが感情的!?ゲームや漫画に没頭することはどこまで認めるべき?
目次
子どもが感情的!?没頭することはどこまで認めるべき?
「子どもの興味関心を大事にしてあげたいけど、これは本当にそっとしておいた方が良いのかな?」
と思うことありますよね。
周りからの話し声が聞こえなくなってしまったり
ゲームで暴言がいきすぎてしまったり・・・
私たちも教える立場として興味関心を育てたいし大切にしてほしいと思っています。
そこで今回は水野が大切にしている判断基準についてお話しします。
なぜ、没頭するのか
何かに没頭している時間をふと思い出してください。
例えば同じ映画を観ていてもその時間の使い方に差があるはずです。
ボーっと見ている場合と、感情移入があったり自分なりに解釈しようと考えている場合がありますよね。
これは客観的に見れば同じく没頭しているように見えますが、実際頭の中で起こっていることには大きな差があります。
そして没頭するというのは本来後者で、自分の意志で積極的に働きかけている状態を表します。
人が没頭するのは自分の力を高めたかったり知識を増やしたかったりとさまざまですが、のめりこんでいるように見えても
実は違いがあります。
どんなふうに判断したらよい?
没頭するように見えている状態も、大きく分ければ2つに分けることができます。
①興味関心やそれ以外の取り組みに対し自分の中に楽しみが見つかって、目の前の課題や目標を克服するために練習したり試行錯誤する没頭性
②自分の快不快を判断基準とし、快を与えてくれる環境に身を置く没頭性
もしも快不快が判断基準だったら
自分にとって都合の悪いことはすべて「悪いこと」
と受け止めます。
ただ、ポイントはこのときに快・不快を判断するために感情が動いているということ。
ときどきワクワクさせてくれるのも事実なのです。
「そんなに嫌ならやめればいいのに」と思うようなこともやめられないのにはこうした
感情を移入しているということがあるからです。
これは完全に白黒で分けられることではなく、
どちらに重きが置かれているかと考えるのが良いです。
割合として➁が大きいとどんどん快楽を求めるようになりますし、
割合として➀が大きいと成長につながります。
これは生まれつきできることではなく身につけていくことです。
そのためはじめは➁の快・不快の判断が中心で、次第に➀の
「自分にとって何が良いことか」を考えながら物事に取り組むようになります。
どのようにして見分ける?ポイントは?
この見分けは以外に簡単で、
①言葉が感情的
②前向きな(建設的な)、課題解決もしくは目標達成(願望の達成)に向いてない
がベースです。
没頭性と夢中になれることを良しとできるのはあくまで①の方なので、意識してみてください。